レザークラフト Lv4

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教則本などの型紙を使って地味に作り続けています。

机汚な

安い半裁を買いました。ただ、安いぶん革が少しボソボソしています。ヘリ落としやコバ磨きができないので、もう少し高い革を買えばよかったと思いました。

前にも書いたかもしれませんが、アナログの趣味はお金がかかります。秒で溶けます。自分は物欲が少ない方だと思っていましたが、そうではなかったことがよくわかりました。いい革が欲しい。いい道具が欲しい。

作業中に「ねほりんぱほりん」というNHKの番組で買い物依存症の方の回を見ました。その方は自分を「上等な人間」に見せてくれるブランド物のバッグや時計を際限なく買ってしまうそうです。話を聞いて、自分もお金があれば自分の技術を高く見せてくれるいい革やいい道具を無限に買ってしまうだろうなと思いました。

結局のところ、無限にお金を使ってしまう分野はセキュリティホールなのです。買い物依存症の方はバッグや時計に固執するようになった原体験についてこう語っています(うろ覚えですが…)。

「裏口入学した高校で居場所がなかったとき、父親からもらった高級時計をつけていたことで自分がこの場にいてもいいように感じた」

自分は不器用だったり、クリエイティビティに乏しかったり、作品を完成させられないといった部分がコンプレックスなのでしょう。それをカバーしてくれるいい道具やいい素材を渇望するということです。

結局のところ、物欲を抑えるためにはコツコツやって技術を上げていくしかなさそうです。また、不器用で創造性のない自分を認めることも必要になるでしょう。そういう気づきを得られたのはアナログの趣味をやってよかったところです。